クラカメ探検隊 · 中判
ZEISS IKON Super Six V
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

1935年ツァイス・イコンは、 6x6判のスプリングカメラ、テッサー80mm/F2.8レンズ、コンパーシャッター、フィルム自動巻き止め、
二眼式距離計連動型の日本名 スーパーシックスを 発売、その後、一眼式距離計、組み込み式露出計等の
改良を続けられ1957年まで作りつづけられました。
このスーパーシックスのレンズ、「テッサー80mm/F2.8」レンズは、80mmとしては脅威の明るさで、
シャープで黒の描写に冴えのある 眺望の的のレンズです。
さらに各部の工作精度も高く、40年前のカメラとは思えないほどカッチリとした操作感です。
ピント合わせは、距離計とレンズの連動がドレーカイル式と呼ばれ、レンズの前玉回転方式で行ないます。
したがって、中、長距離 遠景描写に優れています。
- 発売:1935年
- 型式:6x6判距離計連動式スプリングカメラ
- ボディ:軽合金ダイカスト、黒皮張り
- レンズ:オプトンテッサー80mm F2.8
- 焦点調節:ドレーカイル式前玉回転、二眼式距離計連動
- シャッター:シンクロコンパー B・1〜1/500秒、MX切り替え、セルフタイマー内臓
- サイズ:150×100×118mm
- 重量:約980g
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

まずフィルムの入れ方です。
最初に巻き上げノブがくるくる回ることを確認し、カメラを畳み込んだ状態で、赤丸部分のノブを引き上げると裏蓋が開きます。
そこでフィルム軸穴を丈夫の爪に差込み下側板バネを下部に引き、下部軸穴に爪を差込みフォルムを固定します。
次に、フィルムのリーダーペーパー先端を巻き取りノブの矢印方向に回してフィルムが正しい位置に固定されたのを確認して
裏蓋を閉め赤丸のノブを戻し裏蓋を固定します。

今度は、背面の窓ボタンを下げ赤窓を出します、これがフィルム番号確認用の窓です。
フィルムを巻き上げていくと、赤窓に印がでます、更に巻き上げると1が出てきた所でストップさせ
赤矢印のフォルムカウンター中央を押し左方向に止まるところまで回転させると1で止まります。
その後、赤窓を閉じれば撮影準備は完了です。
注意する点は、赤窓での表示が非常に見えにくいので、巻き過ぎないように注意しましょう。
また、高感度フィルムでは、光線引きの原因になるので赤窓は必ず閉めるようにしてください。
二枚目以降は自動的にストップしますが、シャッターチャージとは連動していませんので撮影の度シャッターを
チャージする必要があります。
巻き上げなければ多重露光も可能です。

レンズ開閉について
持ち運び時は、カメラは折りたたまれている状態なのでカメラ上部中央にあるレンズ開閉ボタンを押し、
蛇腹をタスキが伸びきるまで開きます。
この時、勢い良く開くと蛇腹内の空気によりフィルム面に悪影響を与えるので注意して開閉してください。

露出について
次に露出を決めます。
レンズの前板の後ろにシャッタースピード調節のリング、そしてその後ろに絞り調節リングがあります。
リングを回し、目盛りに黒のラインを合わせます。
シャッタースピードと、絞りが決まったら赤丸のレバーを引きシャッターをセットします。
セルフタイマーは、シャッターチャージレバーを止まるところまで引いた後、その位置にあるボタンを後方に押し上げながら
更にシャッターチャージレバーを押し上げるとセットされます。
タイマー時間は約12秒です。

撮影について
いよいよ撮影です、カメラを手のひらに載せ親指で赤丸のピント調節ダイアルを回します。
ファインダーを覗き込み二重像の合致する様にピントを合わせます。
ピントが合ったら右手人差し指でシャッターを押してください。
シャッターを切った後、二枚目からはフィルムを巻き上げ同様の操作を繰り返します。
11枚撮影したら右写真の赤丸部分を押しながら蛇腹をたたみ前蓋を閉じ、裏蓋を開けフィルムを取り出してください。
これで ツァイス・イコン スーパーシックス V 型を終わります。
