クラカメ探検隊 · レンジファインダー
Retina3c
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

コダックレチナシリーズ誕生と同時期に、現在最も広く一般に使用されている135フィルム(35mm判パトローネ入りフィルム)が発表され,これがこのシリーズの発展を促進したとも言われています。
シリーズのなかで現在も高い人気を集めているのが1954年発売の3c型で、シリーズ中初の露出計内蔵カメラとなりました。
バリエーションは、露出計窓カバーの有るもの、無いもの、ファインダー窓が大型化されたもの、製造台数わずか120台の再生産ものの四タイプがあります。
●露出計/セノン式単独露出計、高低照度二段切替式
●レンズ/レチナ・クセノン50/F2
●シャッター/シンクロ・コンパー
●シャッター速度/B、1〜1/500
●サイズ/135×87×46mm
●重量/約650g
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

まず、フィルムの装填方法です。ボディ底部の裏蓋開放レバーをまわします。

まわしたレバーを押さえながら、ボタンを押すと裏蓋が開きます。

巻き戻しノブをカチッと二回音がするまで持ち上げます。
全部持ち上がったらフィルムを装填します。

裏蓋を閉じるときも、空けるときと同様の方法で行います。
レバーをまわし、押さえながらボタンを押して蓋を閉じます。

フィルムカウンターボタンを押しながらフィルムカウンターロック解除ボタンを矢印の方向に数回押してカウントを合わせます。

赤の矢印の部分は、使用中のフィルムの種類に合わせておくことのできる、メモ代わりの機能です。
フィルムの感度は、青の矢印のところで合わせます。

前蓋ロック解除ボタンを押し、蓋を開けるとレンズが出てきます。
これで撮影の準備が整いました。

露出の合わせ方について補足します。
まず、メーターの針にダイヤルを合わせます。

1 窓カバーを開けて使用する場合(暗い時など)
- 露出計ダイヤルについている黒いイラストの指している数字を見ます。
2 窓カバーを閉じて使用する場合(明るい時など)
- 露出計ダイヤルについている赤いイラストの指している数字を見ます。

LV値設定リングの数字を露出計ダイヤルで見た数字に合わせます。
これでライトバリューの準備が整いました。
後は、絞りとシャッター速度のどちらかを優先させて決定し、ピントを合わせて撮影します。

フィルム巻き上げレバーです。

レンズをしまうときはピントのノブを無限にし、レンズ上下に付いているボタンを押して蓋を閉じます。

フィルムを取り出すときは、まずフィルム巻き上げレバーの横についているボタンを押します。

次に巻き戻しノブをまわします。
フィルムがパトローネに完全に収まったことを確認して取り出します。
これでレチナ3cの扱い方の説明は終わりです。
