クラカメ探検隊 · レンジファインダー
RICOH 35s
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

リコーは1953年から1980年の27年間で約50種類のカメラを作り出しました。
同条件で比較したところ、ミノルタの35種類、コニカの20種類に比べてかなり多く、常に改良を重ねてきたことが分かります。
そのリコーが35mm判レンズシャッターカメラを作り出してから4年後、このリコー35Sは発売されました。
おおよそは前年発売されたリコー35ニューデラックスと同じで、それにリケンシャッターを搭載し、距離調節レバーを左右に1つずつ付けたものがリコー35Sです。
- 発売:1957年2月
- レンズ:リコー45mm/F2.8
- 距離調節:一眼式連動距離計
- シャッター:リケン B、1/10〜1/300秒
- シンクロ接点:X接点
- フィルム巻き上げ:ノブ及びトリガー式
- フィルム感度対応範囲:ASA 25〜400
- シャッター:リケンシャッター
- フィルム巻き戻し:クランク式
- サイズ:140×83×63.5mm
- 重量:約675g
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

まずフィルムの装填です。
ボディ底部にある左右のノブをCからOに合わせて裏蓋を外します。
ここでフィルムを装填し、裏蓋をしてフィルム室を閉じます。

フィルムを数枚空撮りしたら、フィルム巻き上げノブの中央にあるダイヤルを回し、カウントの指標に1がくるように合わせます。

フィルム感度をメモしておきましょう。
ボディ底部のノブ中央のダイヤルを回して、装填したフィルムの感度を指標に合わせます。この画像ではASA 400に合っていることになります。
これで撮影の準備が整いました。

レンズには3つのリングが付いています。
ボディ側から①フォーカスリング、②絞りリング、③シャッター速度リングです。
また、絞りリングとシャッター速度リングの間には、④シンクロ接点が付いています。

フィルムを巻き上げるには2通りの方法があります。
①ノブを使って行う。
②トリガーレバーを使って行う。レバーを下げ、左手で巻き上げます。

撮影が終わったらボディ後部のボタンをRに合わせ、フィルム巻き戻しクランクを使ってフィルムを巻き取ります。
これでリコー35Sを終わります。
