クラカメ探検隊 · 中判
Plaubel MakinaII
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

ドイツのプラウベル社の小型クラップカメラで、外観も美しくクラシックカメラ愛好家の人気も高いカメラです。
このカメラは、プレスカメラ初期のカメラで、過去の大戦でドイツが勝利していたならば、
このカメラが、 GRAFLEX SPEED FRAPHICにとって代わっていたかも知れません。
各部に、ユニークな機構が備わっており、大変良くできたカメラです。
このカメラが発売されたのは、1920年で、プラウベル社の6x9判最初のカメラとして誕生しました。
その後も、 1933年距離計連動のMakina II型、1960年に最終型のシンクロ内臓 Makina IIIRまで作られ続けました。
このカメラの後継にあたるのが現在のPlaubel Makina67になります。
今回のモデルは、距離計連動の Makina II型です。
- ボディ:軽合金製、ブラック仕上げ
- レンズ:アンチコマー 100mm/F2.9
- シャッター:コンパー、T・B・1〜200/1秒
- フィルム:6x9判
- 焦点調節:前板前後進、距離計連動
- 大きさ:131x103x(撮影時)122,(収納時)45
- 重量:約920g
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

まず、収納状態から赤丸部分を持ち、前板をカチッと言うまで引き出します。
そして、ファインダーを引き出します。
これで 撮影状態になりました。
収納する時は、赤丸部分のボタンを押してロックを解除し押し込みます。

次に、フィルムパックにフィルムを装填します。
フィルムパックの横にある金属板を指で引っ張ると裏蓋が開きます。
そして、フィルム巻き上げノブを下に引っ張りフィルムマガジンを取り出し、
フィルムを装填し、ノブを戻し、裏蓋を閉じます。

フィルムカウンタについて
フィルムが装填されたら、フィルムカウンターを合わせるために裏蓋にあるつまみを下げ、
赤窓を開きます。 この時に自動的にフィルムカウンターがフリーになります。
赤窓を開いたら巻き上げつまみを右回りに回し、赤窓にフィルムの1枚目が見えるまで巻き上げます。
フィルムが巻けたら、フィルムカウンターの数字を0に合わせ、赤窓を閉じます。
2枚目の巻き上げからは、自動で止まります。
次に、をピントグラスを外しフィルムパックを装着すれば撮影可能です。

撮影について
前板のレンズの外にあるリングが、シャッタースピードと絞りになっています。
内側のリンクでシャッタースピードを決め外のリングで絞りを決めます。
露出が決まったら、ピントを合わせます。
レンジファインダーを覗きながら、赤丸のノブを回してピントを合わせます。
距離計は前板のビューファインダーの後ろに装備されています。

シャッターついて
ピントノブの上にあるのがシャッターチャージレバーになります。(赤色丸)
そして、前板左側の上端にシャッターボタンが装備されています。(青色丸)
撮影の準備が全て整ったら、遮光版を右に黒いラインが出てくるまで引っ張り、
シャッターボタンを押せば撮影できます。

巻き上げについて
撮影したら、フィルム巻上げノブの横にあるロック解除レバーを横に引くと巻上げロックが解除されるので
フィルムをカチッと言う音とともに止まるまで回します。
以上でプラウベル マキナを終わります。
