クラカメ探検隊 · レンジファインダー
Leica IIf型
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

ライカIIf型はIIIf型から低速シャッターを省略したモデルで、1951(昭和26)年〜1956年まで生産されました。総台数は35,999台。製造番号はNo.451001から始まり、No.822000が最終番号となっています。アクセサリーシュ-はIIcやIc型同様に簡易型の板バネが2本のネジでとめられたタイプになっています。ライカIIf型には前期型(No.451001〜No.575000/8,400台)中期型(No.4611001〜No.677500/12,100台) 後期型(No.677501〜No.822000/15,499台)とあります。それぞれの特徴として、前期型にはブラックシンクロ、中期型にはレッドシンクロ、そして後期型には最高速度1/1000秒(初期の最高速は1/500秒、シャッター系列も異なる)が取り付けられています。スローシャッターダイヤルが省略されたボディの前には、代わりに丸い革が貼られています。これはライツ社がお客の希望によってII型をIII型にバージョンアップできるようにしていたのです。 ライカM1 ●発売年:1951〜1956年●型式:35mmフォーカルプレーンカメラ●レンズ:Lマウントレンズ●マウント:ライカスクリューマウント●シャッター:B・1/30、1/40、1/60、1/100、1/200、1/500(前期型) B・1/25、1/50、1/75、1/100、1/200、1/500(中期型) B・1/25、1/50、1/75、1/100、1/200、1/500、1/1000(後期型) ●露出制御:マニュアル●焦点調節:マニュアル、二重合致式●フィルム巻戻し:引き上げノブ式●大きさ:136×69×30mm ●重さ:530g
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

それでは使い方を見ていきましょう。まずはフィルムの装填です。カメラ底部のベースプレートロックレバーを引き起こし、<OPEN-auf>に回転させて合わせ、レバーを引いてベ-スプレ-トをはずします。

巻き上げスプ-ルを引き抜いてスプールのソケットにフィルムの先端を差し込みます。



裏ブタが開閉しない密閉式ボディなので、フィルムをスライドさせて装填します。スム-ズに装填させるために、カード(テレホンカードなど)を使って装填します。

カードを差し込み、パトローネとスプールを平行にしてカ-ドに沿わせてフィルムを装填します。

ベースプレートをしっかりロックします。

巻き上げノブを矢印方向に完全に止まるまで巻き上げ、空撮りします。

フィルムカウンターを回し、カウンターを<1>に合わせて撮影準備完了です。カウンターは順算式です。

撮影状況に合わせてレンズの絞りをセットします。

シャッターダイヤルはボディの上部にあります。このカメラは後期型です。シャッタースピードはB・1/25・1/50・1/75・1/100・1/200・1/500・1/1000です。

バルナック型ではファインダーが二つに別れています。左のレンジファインダーをのぞいてピントを合わせます(二重像合致式)。右のビューファインダーで構図を決めます。

撮影が終わったらフィルムを巻き戻します。巻き戻し切替レバーを<R>に回転させます。巻き戻しノブを引き上げて、矢印方向に巻き上げます。

フィルムがスプールから外れるまで完全に巻き戻します。 巻き戻したら裏蓋のロックを外して開け、ボディを傾けてパトローネを出します。
これでライカIIf型を終わります。
