クラカメ探検隊 · 一眼レフ
konicaFTA
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

コニカFTAは、世界初のAE方式を実現したコニカオートレックスの露出計を、TTL方式に改良したカメラです。
シャッター速度優先方式であるEE機構は、初心者向けというイメージを与えがちです。
しかし、使い心地の良い高級カメラだからこそ、操作の一部をカメラに任せることができる、というのがメーカーの狙いでした。
また開放測光により、フォーカス時にファインダーを明るく保つことができ、ピント合わせがより簡単になりました。
コニカのレンズであるヘキサノンは、大変写りが良いことで定評があります。
また、一眼レフの製造を中止した現在でも、その技術はヘキサー(レンジファインダーカメラ)に受け継がれています。
1970年には、ファインダー内にシャッター速度を表示したニューFTAが発売されました。
- 発売:1968年
- 画面サイズ:24×36mm
- レンズ:専用マウントによる交換式
- ファインダー:ペンタプリズム式
- 測光方式:開放測光
- 露出計:CdsによるTTL・EE
- フィルム感度連動範囲:ISO25〜1600
- シャッター:コパルスクエアSメタルフォーカルプレーン
- シャッター速度:B、1〜1/1000秒
- セルフタイマー:内蔵
- シンクロ接点:M、X
- フィルム巻き戻し:クランク式
- 電池:LR44×2個(現在でも製造中)
- サイズ:148×95×48.5mm
- ボディの重量:約740g
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

まず始めに、フィルムを装填します。
ボディ側部のレバーを下に引き、フィルム室を開けます。

パトローネを入れ、フィルム先端を溝に差込んでフィルムを少し巻き取ってからフィルム室を閉じます。

シャッターロックボタンが解除されているのを確認してから(1がロックの状態、2が解除の状態です)、フィルムカウンターが《1》を指すまで空撮りします。

シャッター速度リングを持ち上げながら、装填したフィルムの感度に合わせます。

レンズを取り付けるには、レンズの赤点をボディ前面の赤点に合わせ、カチッというまで右方向に回します。

EE機構(シャッター速度優先)で撮影する場合
F値リングをEEに合わせ、軍艦部横のシャッター速度リングを調節します。
このときファインダー内には、適正露出になる絞り値が表示されます。

マニュアルで撮影する場合
F値リングにあるボタンを押してEE機構を解除します。
これでマニュアルカメラとしての撮影が可能となります。

①セルフタイマー:レバーを下げ、シャッターを切ると作動します。
②絞り込みボタン:通常、ファインダーに見えるのは常に絞りを開放した像です。
そこで、このボタンを押すとレンズはセットした絞り値まで絞られ、ファインダー内そのときの被写界深度の状態を見ることができます。
③レンズ着脱ボタン:このボタンを押しながらレンズを回して外します。
④シンクロ接点:上がM接点、下がX接点です。

バッテリーチェックボタンです。
ファインダーを覗きながらボタンを押し、ファインダー内にある、絞り値を表示する針が振れればバッテリーの残量があります。

撮影が終わったら、ボディ下のボタンを押し、フィルム巻上げクランクを回してフィルムをパトローネ内に収めます。
完全に巻上げたら、フィルム室を開けてフィルムを取り出します。
これでコニカFTAを終わります。
