ライカリペアークラブ
バルナックタイプライカのシャッターの調節方法・入門
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

今回は、このバルナックIIIf型のシャッターの簡単な調節方法を公開します。
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

底蓋を開けます。

底蓋の中の、黒い底のカバーを外します。

カバーを外すと、上の写真のような状態になります。

シャッターの1秒が遅い場合や、止まっている場合は、後幕のテンションを上げます。
上の写真のようにカメラ前面側のネジにドライバーを当てて、後幕を調整します。
なお、カメラ後部のネジは先幕の調整に使います。

上の写真の矢印部分のでっぱりが回り切らず、途中で止まってしまっている場合は、後幕と先幕のバランスが崩れている場合が多い。
その場合は、先幕、または後幕のテンションを調整します。

ちなみに、上の写真でドライバーが当たっている辺りのネジは、触らない方が良い。
中古品などを買った場合、購入時に一般的にされている簡単な修理は、後幕をテンションを強制的に上げて、テンションを強くしている場合が多い。
したがって油切れや全体的な機械のバランスを整えないと正確なスピードは出ません。
この辺りの詳細については、次回以降に公開したいと思います。
