クラカメ探検隊 · コンパクト
メイカイEL
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

このカメラ、メイカイELというカメラですが、1963年(昭和38年)に東郷堂というメーカーから発売されたものです。東郷堂のカメラはメイスピーや横二眼のトヨカ35などが有名どころですが、聞き慣れない名前のこのカメラの特徴はただ一つ、「稀少である」ということでしょうか。
種類としては若年層を狙った安い入門機カメラといったところです。焦点固定の50ミリレンズを持ち、絞りはお天気マークによって三段階で設定します。カメラ前部のファインダーの両脇には露出計を真似たような飾りが見られます。
通常のカメラ店ではなく、文具店、玩具店などで販売され、また生産台数も多くはなかったことや、カメラ自体の耐久性などを考慮すると現存するものは非常に少ないと想像できます。カメラの性能としてはともかく、数が少なく珍しいカメラであるということだけは確実でしょう。
今回は、このメイカイELの使い方を見てみましょう。
- 発売:1963年、東郷堂
- 型式:35ミリビューファインダー
- レンズ:NEW MK LENS 50mm
- シャッター:meisupii
- 絞り:お天気マークによる(3段階)
- フィルム巻き上げ:レバー式
- 大きさ:125×60×78ミリ
- 重さ:320グラム
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

まず、フィルムを装填します。ボディの裏蓋を開くために、この部分のツメを下に下げてロックをはずします。

裏蓋を開いたところです。

左側に35ミリフィルムのパトローネをセットしたら、右側の巻取りスプールにフィルムの先端を差し込みます。

裏蓋を閉じたら、ツメをあげてしっかりとロックします。

このダイヤルを回して、フィルムカウンターの窓に「S」の文字が見えるようにセットします。

フィルムカウンターが「1」を指すまで空撮りします。

撮影は、3段階のお天気マークで絞りを選ぶだけです。焦点は固定なので合わせる必要はありません。

撮影が済めば、フィルムを巻き戻します。
フィルム巻き戻しボタンを矢印の方向に押しながら、フィルム巻き戻しボタンを回していきます。
最後まで巻き戻したら、裏蓋を開いてフィルムを取り出しておきましょう。

これでメイカイELを終わります。
