クラカメ探検隊 · 中判
linhof technika23
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

リンホフは1903年からハンドカメラを作りつづけてきましたが、その中でも完成度・信頼性ともに高いのが今回ご紹介するテヒニカ23です。
ビューファインダーと距離計ファインダーは一体化しているので、構図を決めてからさらに距離計ファインダーを覗く、といったような事をする必要もありません。この後のモデルは距離計のみが内蔵されていて、ビューファインダーを外付けする必要とするものもあるので、このテヒニカ23は大変優れていると言えるかもしれません。
カムは3種類ありますが1枚にまとめられていて、65・105・180mmの3つのレンズに対応しています。距離計に連動させるにはカムを回転させて用います。
テクニカルカメラですから、当然のことながらアオリ機構も備わっています。ライジングやフォール、ドロップベッドなどが可能です。
また、レボルビングバックであるため、縦位置だけでなく横位置での撮影も可能です。さらに蛇腹は3段伸ばしで、最長だと30センチまで伸ばすことができます。
- 発売:1953年
- 型式:6.5×9判レンズ交換式テクニカルカメラ
- ボディ:アルミダイキャスト
- レンズ:テレクスナー
- シャッター:シンクロコンパー
- シャッター速度:B、1/25〜1/200秒
- シンクロ接点:M、X
- ファインダー:一眼式連動距離計
- 使用フィルム:120
- サイズ:150×185×(撮影時)210・(蛇腹最長時)300・(格納時)90mm
- 重量:2025g
距離計を使う方法へ
ピントグラス・アオリ機構を使う方法へ
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

まずフィルムを装填します。
フィルムホルダーの蓋を開けてフィルム巻取りノブを引き下げながら枠を取り出します。

右側にはフィルムを収めますが、スプールを着脱するには1を赤矢印の方向に下げながら行います。
左側に空のスプールを収め、フィルムを巻き取ります。
1の窓から矢印が出てきたら、取り外す時と同様に巻き上げノブを引き下げながらフィルムホルダーにしまい、蓋を閉じます。

1のボタンをパチッと音がするまで矢印方向に押して、巻き上げロックを解除します。
止まるまで巻き上げノブを回すと、1枚目のフィルムが用意されます。
巻き上げノブには装填したフィルムの感度をメモしておくことができます。

ピントグラスを取り外してフィルムホルダーを取りつけます。
ピントグラスを回転させ、ボディ後面の四隅にある銀の部分を外側に引っ張るとピントグラスが外れます。
フィルムホルダーを乗せ、四隅を引き戻して固定します。あとは任意の位置まで回転させます。

次にレンズを取りつけます。
ボディ前面のボタンを押して前板を出したら蛇腹を引き出します。

レンズボード止めを持ち上げながらレンズ・レンズボードを指し込みます。
取りつけたレンズに合わせてマスクを替えます。

距離計と連動させるためにレンズに合ったカムを選びます。
カム中央の爪を起こしてから緩めます。
前板端のボタンを押してカムを持ち上げ、使用したいカムを選んだらネジをしめます。

構図を決め1でピントを合わせたら、2で絞りを3でシャッター速度を決めます。
4は距離計です。これで被写体への距離を把握できます。

シャッターを空撮りしてシャッターの調子を確かめたら、フィルムホルダーから引板を引き外します。
1でシャッターをチャージし、2でレリーズします。
3はシンクロ接点4はレリーズネジで、これは使用例です。

蛇腹
- 通常は1と2のみの、2段伸ばしを使用しますが、3の3段伸ばしを使うことでレンズをより前へ繰り出すことができます。

グリップ
- ボディ側面にグリップを付けることでより持ちやすくなります。グリップにはレリーズを通すための穴も開いています。
これでリンホフ・テヒニカ23を終わります。

まずフィルムを装填します。
フィルムホルダーの蓋を開けてフィルム巻取りノブを引き下げながら枠を取り出します。

右側にはフィルムを収めますが、スプールを着脱するには1を赤矢印の方向に下げながら行います。
左側に空のスプールを収め、フィルムを巻き取ります。
窓から矢印が出てきたら、取り外す時と同様に巻き上げノブを引き下げながらフィルムホルダーにしまい、蓋を閉じます。

①のボタンをパチッと音がするまで矢印方向に押して、巻き上げロックを解除します。
止まるまで巻き上げノブを回すと、1枚目のフィルムが用意されます。

次にレンズを取りつけます。
ボディ前面のボタンを押して前板を出したら蛇腹を引き出します。

レンズボード止めを持ち上げながらレンズ・レンズボードを指し込みます。
取りつけたレンズに合わせてマスクを替えます。

フォーカシングフードを開きます。

テヒニカ23には次のようなアオリ機構が付いています。
1……ライジングノブ:可動力は50mm。
2……後部アオリ用のノブ:ボディ左右の側面にそれぞれ2つずつ、計4箇所。
3……フォール:15度まで。
4……ドロップヘッド:通常時に固定している位置よりも一段下げ、前板との角度を90度以上にして使用します。
蛇腹:繰り出し量は前側は約300mm。後側は約20mmで、ボディ前部の蛇腹の脇四隅(5番)に突出た金具を押して使用します。
これらの機構を、目的に応じて調節します。

構図を決め1でピントを合わせたら、2で絞りを3でシャッター速度を決めます。

ピントグラスを取り外してフィルムホルダーを取りつけます。
ピントグラスを回転させ、ボディ後面の四隅の銀の部分を外側に引っ張るとピントグラスが外れます。
フィルムホルダーを乗せ、四隅を引き戻して固定します。後は任意の位置まで回転させます。
