クラカメ探検隊 · 中判
Ikoflex 1a
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)
クラカメ探検隊珍しいカメラの使い方講座 ikoflex_1a編

このイコフレックス1a型はイコフレックス2A型の後に続いて発売されました
(2Aと違い、小文字の aを使います)。このカメラは2A型とは違って戦後の1型とほとんど同じような外観で、
わずかな違いはネームプレートが1aではダイカストとなり、IKOFLEXの文字が浮き彫りとなり
書体が変わった事と、ビューレンズと撮影レンズの間に黒塗りの袴のようなカバーが付いた事です。
ただ1型と違って格段に仕上げが良くなった事で、この頃になると(当時の)西ドイツのツァイスイコンも
終戦後の打撃から着実に立ち直りつつあることを示す物であると言えました。
ピントフードその他の機構は3型と同じですが、ピントグラスは2A型と同様エクタライト式のフレネルレンズと
なっています。
- 発売:1952年ツァイスイコン発売
- 撮影レンズ:ツァイス・オプトン テッサー75mm/F3.5
- ビューレンズ:テロナー・アナスティグマット75mm/F3.5
- シャッター:プロンターSV 1〜1/300秒
- 使用フィルム:ブローニーフィルム
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

フィルムを装填するためにフィルム室を引き出します。ボディ背面に付いている銀のレバーを
矢印の方向に押すとカチッと音がしてボディ裏側のフィルム室が開きます。

上に空のスプールを、下にフィルムを装填し、スタートマークの矢印が出てきたら蓋をします。

ボディ底部の赤窓をながら1が見えるまでフィルムを巻き取ります。

フィルムカウンターが「1」になっていない場合は、ボディ側面のカウンターダイヤルを
押し込みながら反時計周りに回すと「1」にカウンターをセットし直せます。

ボディ後面のレバーを左にずらしてファインダーフードを開きます。指でルーペを開きます。

距離計はボディ側面にあります。(左写真)
シャッターダイヤルは撮影レンズの下部(矢印)に付いています。赤丸部分にシャッター目盛が出てきます。(右写真)

絞り調整は撮影レンズ下のレバーで行います。赤丸部分に目盛が出てきます。(左写真)
フードファインダーには露出表が付いているので参考にして下さい。

シャッターを押す前に、撮影レンズ横に付いているチャージを下へ降ろして下さい。
チャージ後にシャッターを押す事ができます。

シャッターを押した後フィルムを巻き上げます。ファインダー部横に二重露光防止の為のガイド窓が付いています。
写真左のように、シャッターを押した直後は白が表示されていますがフィルムを巻き上げると表示が赤に変わり、
巻上げもロックされます。

撮影が終了したら、最後までしっかりフィルムを巻き上げ、巻き上がった音を確認したら(フィルムの手ごたえが無くなったら)
裏蓋を開けてフィルムを取り出します。
以上でイコフレックス1aの紹介を終わります。
