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クラカメ探検隊 · コンパクト

フジペット35

コーナー名
クラカメ探検隊
分類
コンパクト
対象機材・テーマ
珍しいカメラの使い方講座フジペット35編
概要・導入
1957年(昭和32年)に発売された6×6判のカメラ「フジペット」は小学生層を中心に大人気となった。その35ミリ判として発売されたのが「フジペット35」である。 「フジペット」は初心者用の入門機としてシンプルな機能のみを搭載し、子供や女性でも使えるカメラとして爆発的人気をよんだが、世間の35ミリ判市場の拡大に合わせて35ミリ判のフジペットが作られた。 左右対称の形は35ミリ判になっても変わらず、レンズ横の三角レバーを左、右と押すことでシャッターレリーズされる構造も「フジペット」と同じである。プラスチックのボディにアルミを組み合わせたデザインには、赤、黒、緑の3色がある。ボディ前面のまん中にファ…

1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

1957年(昭和32年)に発売された6×6判のカメラ「フジペット」は小学生層を中心に大人気となった。その35ミリ判として発売されたのが「フジペット35」である。

「フジペット」は初心者用の入門機としてシンプルな機能のみを搭載し、子供や女性でも使えるカメラとして爆発的人気をよんだが、世間の35ミリ判市場の拡大に合わせて35ミリ判のフジペットが作られた。

左右対称の形は35ミリ判になっても変わらず、レンズ横の三角レバーを左、右と押すことでシャッターレリーズされる構造も「フジペット」と同じである。プラスチックのボディにアルミを組み合わせたデザインには、赤、黒、緑の3色がある。ボディ前面のまん中にファインダーがあり、それを挟むようにボディ上部には巻き上げノブと巻き戻しノブが配置されている。

「フジペット」シリーズは他に自動露出機構のついた「フジペットEE」がある。1963年までの7年間の間にシリーズ全体で100万台近くが販売され、当時のカメラ販売記録を更新する大ヒットカメラとなったのである。

  • 発売:1959年6月、富士写真フィルム
  • 型式:35mm判レンズシャッターカメラ
  • レンズ:フジナーK 45mm/f3.5(3群3枚構成)
  • シャッター:コパル0番
  • シャッタースピード:B・1/25〜1/200秒
  • シンクロ:X接点
  • ファインダー:逆ガリレイ式透視ファインダー、パララックス補正マーク付き
  • ファインダー倍率:0.6倍
  • 焦点調節:前玉回転式(目測)
  • 最短撮影距離:0.5m
  • 寸法:116×77×67mm
  • 重量:300g

2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

はじめにカメラの裏ふたを開いてフィルムを装填します。

ボディ底部についているフィルム感度インジケーターをまわして「OPEN」の位置にあわせます。

フィルム感度インジケーターの横にあるツメを引きおこすと裏ふたが開きます。

フィルム巻き戻しノブ(「REWIND」の表示がある)を上に引き上げて、フィルム室にパトローネをセットします。

スプールの切り込みにフィルムの先端を差し込みます。

ギアのツメにパーフォレーションがしっかりと噛み合っているのを確認したら、裏ふたを閉じます。

フィルムを数回空撮りし、フィルムカウンターを「1」にセットします。

フィルム感度インジケーターも使用するフィルムの感度にあわせておきます。

レンズの下についているレバーで絞りを調節します。

シャッタースピードを設定したら撮影です。

向かって右側の三角レバーでシャッターをセットし、

左側の三角レバーでレリーズします。

巻き上げ解除ボタンを右方向へ操作して巻き上げ解除してから、右側の巻き上げノブ(「WIND」の表示がある)でフィルムを巻き上げます。

フィルム巻き戻しは、先ほどの巻き上げ解除ボタンを右へ押しながらフィルム巻き戻しノブでフィルムを巻き戻していきます。

最後まで巻き戻したら、裏ふたをあけてフィルムを取り出します。

これでフジペット35を終わります。