クラカメ探検隊 · 一眼レフ
CONTAFLEX
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

1953年に発売されたコンタフレックスは、レンズ交換ができませんが、前玉を交換することで焦点距離にバリエーションを持たせることができます。また、露出計が付いていないことから、カメラをつぶすことなく、いつまでも使うことのできるカメラだといえます。
レンズはカールツァイス・テッサーのほか、パンターなどいくつか種類があったようです。ちなみにこのページでご紹介しているのはパンターのレンズです。
ミラーで最も普及しているのはクイックリターン式ですが、このカメラは異なった方式を採っています。つまりシャッターを切った後もミラーは上がったままなのです。これをもとに戻すには、これもまた特徴のあるフィルム巻上げノブを回さねばなりません。すなわち、コンタフレックスのフィルム巻上げノブは、シャッターをチャージするだけでなくカウンター送り・ミラーリターンを同時に行うことができるのです。
翌年に発売されたコンタフレックス2にはセレン式の露出計が組み込まれています。また、後期のコンタフレックス2ではレンズ交換が可能となりました。
また、アクセサリーとして専用ステレオアダプターがあります。
- 発売年:1953年
- 形式:自動絞り、距離計連動式35mm判一眼レフカメラ
- レンズ:カールツァイス・テッサー45mm/F2.8(前玉回転 ピント調節)
- ファインダー:ペンタプリズム式、特殊コンデンサーとスプリットイメージ付きのピント板
- 露出計:なし
- シンクロ接点:V、X、M
- シャッター:シンクロコンパー
- シャッター速度:B、1〜1/300秒
- セルフタイマー:内蔵
- サイズ:127×93×67mm
- 重量:約660g
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

まずフィルムの装填方法です。ボディ底部の爪を2つとも起こし、矢印の方向に回します。
底裏蓋をひっぱって外します。

パトローネを収め、フィルムの先端を溝に指し込んでフィルムを巻き取ります。
裏蓋を閉めたらフィルムを2、3枚空撮りし、カウンターを指で1に合わせます。

フィルム巻き戻しノブにフィルムメモが付いています。白黒、カラー、リバーサルフィルムの区別や感度をメモしておくことができます。
これで撮影の準備ができました。

各部の名称です。
①シンクロ接点
②シャッター速度リング
③絞りリング
④絞りレバー
⑤LV値(ライトバリュー)またはEV値(エクスポージャーバリュー)

レンズの前玉交換について
- ①を押しながら②のピントリングを回して前玉を外します。
取り付けたい前玉を回しながらボディに取り付けます。

セルフタイマーについて
- まずフィルム巻上げノブを巻上げてシャッターをチャージし、レバーをVに合わせます。
シャッターボタンを押すとタイマーが動き始め、数秒後にはシャッターが切られます。
再びセルフタイマー機能を使用する場合も同様にして行います。

フィルムを撮り終えたらボディ低部のボタンを押し、巻き戻しノブを回してフィルムを取り出します。
これでコンタフレックスを終わります。

ステレオアダプターです。
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