クラカメ探検隊 · レンジファインダー
bolsey model B
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

今回ご紹介するボルシー35シリーズが発売された1950年頃には、このような小さく丸みを帯びたカメラが多く出回っていました。
ボディは小さいですが、このシリーズは全てのモデルに連動距離計が搭載されています。
ファインダーは撮影レンズの真上にあるため、パララックスが生じるのは上下の差に限られています。
また注意しなければならないのは、リバーサルフィルムを使用するときです。このモデルの圧板は銀色なので、反射してしまわないように圧板を黒く塗ってから使用します。
フィルムを巻き上げるときは、まずノブを持ち上げてロックを解除してから巻き上げ、1コマ分巻き上げられると自動的に再びロックがかかるという自動巻き止め式になっています。
- 発売:1947年
- レンズ:フォーレンサック44/F3.2
- 距離計:上下像合致式、二眼式
- 焦点調節:直進ヘリコイド
- ファインダー:逆ガリレイ式
- シャッター:3枚羽根のエバーセット式
- シャッター速度:T、B、1/10〜1/200秒
- フィルムカウンター:手動セット順算式
- 二重撮影防止機構:なし
- シンクロ接点:取り付け式
- セルフタイマー:なし
- サイズ:107×71×60mm
- 重量:約410g
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

ボディ底部の裏蓋ロックレバーをOPENまで上げて裏蓋開閉ロックを外します。
裏蓋を外します。

通常の圧板とは異なり、ボルシーBの圧板は銀色をしています。
したがってリバーサルフィルムを使用するときは、反射してしまわないように圧板を黒く塗ってから使用します。
フィルムを装填したら裏蓋を閉じ、裏蓋ロックレバーをロックします。

フィルムを巻き上げたら、フィルムカウンターの1をボディの赤点に合わせます。
フィルムカウンターは順算式になっています。
これで撮影の準備ができました。

撮影にあたって
①距離計用アイピース
②ファインダー
③シンクロ接点(取り付け用)
④シャッターレバー
⑤シャッター速度
⑥絞り値
⑦フォーカシングレバー

フィルムを巻き上げるには、①まず巻き上げノブを持ち上げて自動巻き止めロックを解除し、②ノブを回して巻き上げます。このノブを持ち上げてから巻き上げる点がポイントです。
1コマ分巻き上げられると、自動的に再びロックがかかり、ノブが回らなくなります。

撮影が終わったら、フィルム巻き戻しノブを使ってフィルムを巻き戻します。
これでボルシー・モデルBを終わります。
