クラカメ探検隊 · 豆・ミニチュア
MINOX TLX
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

ミノックスTLX 伝説のスパイカメラ、ミノックスの最高級機で、アルミのボディーが非常に美しいです。●発売:1997年●使用フィルム:ミノックス専用のカ-トリッジ入りのもので、キング(浅沼商会)やアグファにて発売●標準レンズ:15mm/F3.5のミノックスレンズ●シャッター:AE時15秒〜1/2000秒、マニュアル時1/30〜1/2000秒●露出:オート&マニュアル選べるがレンズに絞りがなく常開放撮影で、シャッター速度を変えて露出調整●焦点調節:目測式、最短撮影距離は20cm、距離リングを赤点に合わせると2m〜∞の常焦点●フィルター:露出オーバーを防ぐため2絞り分光量を落とせるNDフィルター内臓●大きさ:108x28x16mm ●重さ:88g(バッテリー共で98g)
各部の説明
基本操作
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント
*〜各部の名称〜*

1.受光窓
2.撮影レンズ
3.レンズ窓

4.3脚ネジ穴

5.電池室
6.シンクロ接点

7.フィルム室ロックボタン
8.フィルム室

9.シャッター
10.距離ダイヤル
11.フィルムカウンター
12.シャッタースピードダイヤル
13.インジケーターランプ作動レバー
14.警告ランプ(黄)
15.警告ランプ(赤)
16.バッテリー確認ランプ(緑)

17.ASA・DIN感度表示部分
18.感度設定ダイヤル

それでは使い方をみていきましょうフィルムの入れ方です。フィルム・コマ数計は自動復元式ではないため、フィルムを入れる前にボディを伸縮してはシャッタ-を切る操作を繰り返してスタ-トマ-クに合わせる必要があります。コマ数計は逆算式36コマまでの目盛りです。フイルムを入れる前に36枚撮りでは0と36の中間の赤点に、15枚撮りでは20と15の中間の赤線に合わせておきます。

ボディを引き出し、裏側の三日月型のロックボタンを指で押さえながら裏蓋を一杯に引っ張るとフィルム室が現れ、同時にフィルム圧板が後退してフィルムを挿入する隙間ができます。そこにフィルムを挿入し、マガジンを落とし込みます。このときマガジンの片方が少し浮いた状態になっているので、指先で押さえながら裏蓋を閉めます。

ボディを押し込んで引き出し、シャッタ-を切ります。これを2回繰り返すとコマ数計は36または15の目盛りをさし、これで撮影準備完了です。

カメラ裏面のフィルム感度目盛を使用フィルムの感度に合わせます。扇形の目盛窓の下にあるギザ付ノブを指先で押さえながら回して調節します。感度はASA(ISOと同じ)とDINの両方があります。目盛の調節はいつ行ってもかまいません。

露出はオ-トとマニュアルが選べますがレンズには絞りがなく、常に開放で撮影するため、シャッタ-速度を変えて露出を合わせる事になります。

ボディを止まるところまで引き出すとレンズとファインダ-が現れ、シャッターがセットされます。

被写体までの距離を目測し(1メ-トルより近い場合は正確に測ることをおすすめします)距離ダイヤルの目盛を合わせます。一般には距離リングを赤点(4メートル)に合わせておけば、固定焦点式のカメラと同様に2メ-トル〜∞が被写界深度に入るので常焦点として使えます。付属のチェ-ンを使えば20〜60センチの近距離も正確に測れます。

ファインダーを覗いてシャッタ-を切ります。被写体が暗かったり、極端に明るい時は三脚やNDフィルタ-が必要です。

カメラを被写体の方に向けて、シャッターダイヤル脇のレバーを手前にひきます。この時、中央のランプが赤く光れば1/30以下のスローシャッターとなることを示すので三脚を用意します。一番手前のランプが黄色く光れば最高速1/2000でも露出過度になることを示すので内臓のNDフィルターを引き出して写します。フィルターはレンズ上部のギザ付きのバーをスライドするとでてきます。写真のレンズ部分の赤い物はND使用状態を表す警告マークです。

前端の緑ランプは電池の出力チェック用で、レバーを先方に押した時に光れば電池が有効であることを示します。

伝説のスパイカメラ、ミノックスシリーズのTLXの使い方を紹介しました。以上です。
