クラカメ探検隊 · レンジファインダー
Kodak SIGNET40
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

シグネット40は、コダック35RFの生産が終了したのち、
1956年にシグネットシリーズとして登場したレンズシャッターカメラです。
構造と操作性は、基本的にシグネット35と似ていますが、
ボディが金属からプラスチック素材となり、
上下カバーが金属製で覆う構造になっています。大きく変化したのは、
レンズがエクターからエクタナー(Ektaner)46mmF3.5になったところです。
大きな巻き戻しノブがあり、クランク式の操作と同様で
迅速に巻き戻すことができます。
外観のデザインは、ボディ上部のコマ計数、フイルムメモ、巻き戻しノブなどを
円形で揃えているところなど美しく仕上がっており、
当時のロータリー式フラッシュユニットを装備させると豪華な印象を受けます。
- 発売年:1956年
- レンズ:コダック・エクタナー(Ektaner)46mm/F3.5
- シャッター:コダック・シンクロ400シャッター 、二重露出防止機構
- シャッター速度:B、1/5、1/10、1/25、1/50、1/100、1/200、1/400秒
- 絞り:F3.5〜22
- ファインダー:二重像合致式
- フィルム巻上げ:レバー式
- フィルム巻き戻し:クランク様式
- サイズ:H126×W86×D76mm
- 重量:約458g
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

まずフィルムを装填します
右側面にあるボタンを押しながら、裏蓋を開けます

巻き戻しノブを内側からひき上げ

パトローネを入れます。

フィルム先端を右側の巻取り軸のスロットに差し込み、少し巻取ります
このカメラは順算式でフィルムを巻取るようになっています

スプロケットにフィルムがきちんとかかったことを確認し、裏蓋を閉めます

右側の円盤は、使用中のフィルムの種類に合わせておける、
メモ代わりの機能になっています

シャッターをチャージして

シャッターを切ると、次の1コマ分が巻き上げられます
これを2回繰り返し、1コマ目を用意します

次に、真ん中にあるコマ計数を矢印の方向に手動で回し、セットします。
このこま計数は減算方式なので、あらかじめ撮影できるこま数を
セットしておきましょう

フィルムを装填すると二重露出防止機構が働くため、
チャージしてもシャッターがきれない場合は、
巻き戻しを忘れていないかチェックしてみましょう

撮影し終わったら、ボディーの背面右下にある巻き戻しレバーを左にスライドさせながら

巻き戻しノブでフィルムを巻取ります
フィルムがパトローネに完全に収まったことを確認して取り出しましょう
これでシグネット40の取り扱い説明はおしまいです。
