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クラカメ探検隊 · 一眼レフ

OLYMPUS OM-3Ti

コーナー名
クラカメ探検隊
分類
一眼レフ
対象機材・テーマ
珍しいカメラの使い方講座 OLYMPUS OM-3Ti編
概要・導入
OM-3Tiは、生産中止になっているOM-3の復刻版として発売されました。OM一眼レフシリーズの中では最も新しい機種です。生産終了後のOM-3の中古市場での異常なまでの人気を受け、OM-3Tiが登場したのです。 OM-3を超軽量ながらアルミの6倍の強度を持ち、耐蝕性、耐熱性に優れたチタンカバーの外装に変え、さらにTシリーズストロボでのダイレクト測光や全速同調(最速1/2000秒)のスーパーFPシンクロ機構など、ストロボ撮影のスペックアップがOM-3Tiの最大の特徴です。 OM-3は、OM-4Tiと同じようにマルチスポット測光やハイライト・シャドーコントロール機構を備えていますが、OM-4が絞り…

1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

OM-3Tiは、生産中止になっているOM-3の復刻版として発売されました。OM一眼レフシリーズの中では最も新しい機種です。生産終了後のOM-3の中古市場での異常なまでの人気を受け、OM-3Tiが登場したのです。

OM-3を超軽量ながらアルミの6倍の強度を持ち、耐蝕性、耐熱性に優れたチタンカバーの外装に変え、さらにTシリーズストロボでのダイレクト測光や全速同調(最速1/2000秒)のスーパーFPシンクロ機構など、ストロボ撮影のスペックアップがOM-3Tiの最大の特徴です。

OM-3は、OM-4Tiと同じようにマルチスポット測光やハイライト・シャドーコントロール機構を備えていますが、OM-4が絞り優先可能な電子制御シャッターを採用しているのに対し、機械式シャッターのマニュアル専用機であるのが違いでした。

それではオリンパスOM-3Tiについて見ていきましょう。

  • 発売:1994年 11月
  • 型式:機械式35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ
  • 画面サイズ:24x36mm
  • マウント:オリンパスOMマウント
  • シャッター形式:メカニカル制御式横走布幕フォーカルプレーン
  • シャッタースピード:B・1〜1/2000秒
  • ファインダー:ペンタプリズム式
  • 露出制御:中央部重点測光、スポット測光切り換え式
  • 感度連動範囲:ISO 6〜3200
  • 視野率:97%
  • セルフタイマー:なし
  • フィルム巻上げ:レバー式
  • フィルム巻き戻し:クランク式
  • 大きさ(ボディーのみ):136x84x50mm
  • 重さ(ボディーのみ):510g

2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

最初にレンズの交換の方法です。レンズをはずすにはレンズ着脱ボタン(円印)を押し、左へレンズを回すとレンズがはずれます。

取り付けるときは、レンズマウント環の赤点を、ボディマウント側の赤点に合わせてレンズを差し込み、右にカチッと音がするまで回します。

電池を入れます。コインで底蓋の電池室を開けて、SR44またはLR44を正しい向きに入れます。

バッテリーのチェックはCHECKボタンを押します。電子音スピーカからピーっと音がして、赤く光るとバッテリーがあることが分かります。

フィルムを入れます。

まず巻き戻しノブを引き上げて裏蓋を開けます。ボディ左側のパトローネ室にフィルムを入れ、巻き戻しノブをもとに戻します。スプールの溝にフィルムの先端を差し込み傾かないようにします。パーフォレーションがスプロケットの歯にいずれもしっかりかかっていることを確認し、裏蓋を閉めます。空写し操作を行い、フィルムカウンターを1にします。

使用するフィルムの感度に応じて、カメラの設定も変えてやります。露出補正ダイヤルを引き上げながら回し、感度を合わせます。この場合、感度は100に設定されています(赤円印)。

また、この露出補正ダイヤルで露出補正が可能です(青円印)。

露出の合わせ方です。 まずは中央部重点測光式です。

シャッターレリーズボタンを半押しして、ファインダー表示を出します。

バーが定点に合うところまで露出を調節します。

絞りで調節する時は赤印のリング、シャッタースピードで調節する時は青印のリングをそれぞれまわして露出をあわせます。

次はスポット測光です。

ファインダー表示を出してから、測光したい部分をスポットサークル内に配置してスポットボタンを押します。ファインダーには「SPOT」とドットが表示されます。シャッターダイヤルと絞り環で定点に合わせます。

次はマルチスポット測光です。

これは画面に写る範囲の最大8点までスポット測光をして、その平均的な露出を計算して写すというものです。この場合も露出が決まってからその露出に合わせるのは手動なので、シャッターダイヤルと絞り環を調節して定点に合わせます。スポット測光で撮影して、中央部重点測光に戻す時はCLEARレバー(青印)を右に回すと表示内のSPOTが消え、元に戻ります。

ハイライトコントロール、シャドーコントロール撮影のしかたです。

ハイライトコントロールは、画面の中で最も明るい部分をスポット測光し、ハイライトボタンを押します。

バーは2段自動補正され、露出を合わせてからシャッターを押すと露出値はオーバー側へ2段補正されて白を白と写せます。シャドーコントロールでも同じ操作になり、黒を黒と写せます。

ハイライトボタン、シャドーボタンをもう一度押すとそれぞれが解除され、測光した値をキャンセルする時はクリアレバーを操作します。

ファインダー内でピントのあう範囲を直接確かめたい場合は、プレビューボタン(円印)を押します。多少ファインダー内が暗くなりますが、セットした絞りまで絞られ、ピントのあう範囲やバックのぼけ具合が見られます。

撮影後、フィルムを巻き戻すときは、まず巻き戻しRボタンを押します。

巻き戻しクランクを起こして、フィルムを巻き戻します。回していると途中で抵抗があり、次に軽くなったところで巻き戻しは完了です。

巻き戻してから裏蓋を開け、フィルムを取り出します。このとき、フィルムカウンターは自動的にSに戻ります。

カメラをしまう時には、バネ劣化防止のため、シャッターやセルフタイマーもかけたままにしないようにします。

これでOM-3Tiについて終わります。