クラカメ探検隊 · レンジファインダー
argus C3
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

アーガスC3は1938年、アメリカのラジオメーカー・IRC社から発売され、形が非常にユニークな直方体をしていることからアメリカでは「レンガ」、日本では「弁当箱」の名で親しまれました。
前機種のアーガスC2はシンクロ接点が付いていませんでしたが、C3には付けられ、大ヒットしたようです。
当時アメリカの中流家庭が所持していたカメラは、およそ半数がこのアーガスC3だったといいます。そんなにも当時のアメリカ人を魅了したカメラはどのような特徴を持っているのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
- 発売:1938年
- 画面サイズ:24×36mm
- レンズ:ARGUS coated cintar50/F3.5
- ファインダー:逆ガリレイ
- 露出計:なし
- シャッター速度:B、1/10から1/300秒
- セルフタイマー:なし
- 使用フィルム:35mm
- サイズ:131×86×68mm
- 重量:約765g
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

ボディ側面の丸く浮き出た部分を押しながら、裏蓋を押し出すようにしてフィルム室を開けます。

通常のカメラとは異なり、右側にパトローネを収め、左側にフィルムの先端を巻き取らせ、2〜3枚巻き取ります。

巻き上げレバーはボディ上面・左側にあります。
フィルム巻き上げは一コマ巻き上げると自動的に止まりますが、シャッターと連動していないので二重撮りを防止するような機能は果たしていません。

装填したフィルムの感度は、ボディ後面にメモしておくことができます。

ボディ上面のフィルムカウンターのダイヤルを回して1の指標に合わせます。
これで撮影の準備ができました。

①が距離計ファインダー、②がビューファインダーです。

絞りはレンズ前面の突起を使って合わせます。

シャッター速度は、まずバルブの場合はシャッターボタンの周囲にある切替えでBに合わせます。それ以外の場合は切替えをIに合わせ、ボディ前面のダイヤルを回して任意のシャッター速度に合わせます。

1でシャッターをセットし、2でレリーズします。

ボディ側面には直結式のフラッシュガンを指し込むことができます。

レンズ交換が可能です。
交換レンズは35mmから135mmまで用意されている
ようです。
(写真のレンズはfujitar135mm/F4.5)
レンズの取り外し方です。
ヘリコイドと連動するギアの上蓋を回します。





ギアの上蓋を外し
下のリングも外します。
レンズがフリーになるので
回して外します。
レンズが外れ、シャッターが
見られます。
