クラカメ探検隊 · 一眼レフ
ニッコールレンズ講座2
1. 歴史・機構・蘊蓄(エッセイ・解説)

ニッコールレンズ講座2ズームレンズ編 ニッコールレンズの名が初めて使用されたのは 1931年に商標登録が出願され、最初の製品は航空写真撮影用レンズで陸軍に納品された記録が残っています。1935年民生用カメラレンズとして精機光学研究所(現*キヤノン)初のカメラであるハンザキヤノンにニッコールレンズが採用されました。
ライカLマウントで供給されたニッコールレンズが世界の報道の現場で活躍するカメラマンに愛用されたことでニッコールの信頼性は世界中に知られていくようになりました。
ニコンFマウントは1959年ニコン初のの一眼レフカメラであるニコンFを製造するときに新たに開発されました。迅速にレンズ交換ができるようにバヨネット式を採用。将来をみこしてマウント径を大口径に設計されました。ニコンFマウントは1959年の発売以来基本構造は変わらないため、初期のレンズを現代のニコンFシリーズにマウントすることができます。また逆に最新のレンズをニコンFに取り付けることも当然可能です。
標準レンズ、魚眼レンズ、広角レンズ、超望遠レンズ、ズームレンズ等様々な撮影目的に対応するため、種類も豊富なのが魅力です
今回はニッコールレンズFマウントズームレンズについてみていきましょう
2. 操作方法・メンテナンス・修理のポイント

Fマウントズームレンズは1959年12月にAuto-Terephoto Zoom 85〜250mmF4〜4.5
(8群15枚)がスチル用として日本で初めて発売されました。続いて1961年のAuto-Terephoto Zoom
200〜600mmF9.5〜10.5(7群13枚)が発売されました
写真はオールドニコンファンにはお馴染みの"ヨンサン・ハチロク"の名で
親しまれている1964年に発売のニッコールZoom-Auto43〜86mmF3.5です

このレンズは直進式ズームでフォーカスとズームを一つのリングで操作します
そのためスポーツ写真などのスピードが要求される撮影に向いています
現在ではオートフォーカスのズームレンズが全盛のためズームとフォーカスのリングが別になっている回転式が主流になっています。

通称"ヒゲ"とよばれる被写界深度目盛り

当事の技術では短焦点域のズームをつくるのは難しかったため
ヨンサンハチロクの43mm-86mmというスペックは画期的であったといえます
1975年New Zoomシリーズ発売。
(*New=絞りがオートで、独自の多層膜コートを施し、外観もより機能的なニューデザインとなったレンズのこと)
1977年Ai化したAi Zoomシリーズ発売。
(*Ai=開放F値自動補正方式:レンズの設定した絞りをボディ側に伝える"露出計連動ガイド"が設計されています)
1980年シリーズE Zoom発売。
1982年Ai Zoom ED発売。
(*ED=焦点距離が長くなると生じる、色のにじみを補正するための特殊低分散ガラスを使用したレンズ)
今回はニッコールレンズ講座ズームレンズ編をみてきました
それではこれで終わります
ニッコールレンズ講座標準レンズ編をみる
