旧ソ連で作られたライカコピー機のうちの一つです。旧ソ連では第二次世界大戦後、国を上げて多くのコピーカメラが生産されました。 その最初が1932年に製造されてから現在まで、ライカ本家の総生産数を超えるほどの数が製造されてきたそうです。フェド、ゾルキー、レニングラードといったライカコピー機の中でも特に初期のフェドやゾルキーは人気があり、コピーの域を超え一つのブランドとして確立されてきている感もあります。 このゾルキー6型には KMZ工場で作られていた「インダスタール50・50mmF3.5」の沈銅式レンズがついています。マウントはライカのLマウント。シャッターはBと1/30〜1/500秒までで、シャッターダイヤルをBにセットし、レリーズボタンを押しながら回して固定することで「T」で撮影することができます。カメラに向かって右側にはM、X接点がついています。 それでは使い方を見ていきましょう。 型式:35ミリ判フォーカルプレーンシャッターカメラ 生産:1959〜1966年 レンズ:インダスタール50、50mmF3.5、沈鏡胴式 マウント:ライカLマウント シャッター:布幕横走行、B・1/30〜1/500秒、M、X接点、セルフタイマー付き ファインダー:一眼式二重像合致距離計連動、視度調節付き フィルムカウンター:手動合わせ、順算式 フィルム巻き上げ:レバー式 フィルム巻き戻し:ノブ式 裏蓋開閉:蝶番式