シグネット40は、コダック35RFの生産が終了したのち、 1956年にシグネットシリーズとして登場したレンズシャッターカメラです。 構造と操作性は、基本的にシグネット35と似ていますが、 ボディが金属からプラスチック素材となり、 上下カバーが金属製で覆う構造になっています。大きく変化したのは、 レンズがエクターからエクタナー(Ektaner)46mmF3.5になったところです。 大きな巻き戻しノブがあり、クランク式の操作と同様で 迅速に巻き戻すことができます。 外観のデザインは、ボディ上部のコマ計数、フイルムメモ、巻き戻しノブなどを 円形で揃えているところなど美しく仕上がっており、 当時のロータリー式フラッシュユニットを装備させると豪華な印象を受けます。 発売年:1956年 レンズ:コダック・エクタナー(Ektaner)46mm/F3.5 シャッター:コダック・シンクロ400シャッター 、二重露出防止機構 シャッター速度:B、1/5、1/10、1/25、1/50、1/100、1/200、1/400秒 絞り:F3.5〜22 ファインダー:二重像合致式 フィルム巻上げ:レバー式 フィルム巻き戻し:クランク様式 サイズ:H126×W86×D76mm 重量:約458g