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一般によく知られているローライフレックスよりひとまわり小さい、ベスト判のローライフレックスです。アメリカではベビーフレックスの名で呼ばれています。1932年発売の6×6判ローライフレックスとほぼ同じ構造で、127フィルムで4×4cm判が12枚撮影できます。 1931年の発売当時は、まだ127フィルムに4×4判用の番号がついていませんでした。ローライでは、最初の番号を赤窓に出しカウンターをセットすれば、あとは自動ストップするという機構を採用しています。 レンズはテッサー60mmF3.5またはF2.8。ビューレンズはハイドスコープ60mmF2.8。シャッターはリムセットコンパー、B・T・1〜1/300秒で、シャッターセットとレリーズレバーは同じものを使用するようになっています。ファインダーはスポーツファインダーも付いています。 1933年にはビューレンズにカバーが付き、シャッタースピードと絞り値をカバー上部の窓で確認できるようになりました。 1938年には上下のレンズをダルマカバーに入れたお馴染みの形になります。撮影レンズにはバヨネットがつきました。シャッターはコンパーラピッド、B・1〜1/500秒。 このタイプは「スポーツ・ベビーローライ」とも呼ばれています。 戦後になって生産を再開したローライが再び発売した4×4判についてはこちらにあります。 発売:4×4判二眼レフカメラ 発売:1931年 使用フィルム:127ロールフィルム 撮影レンズ:テッサー60mmF3.5またはF2.8 ビューレンズ:ハイドロスコープ・アナスチグマット60mmF2.8 シャッター:リムセットコンパーB・T・1〜1/300秒、1938年からはコンパーラピッドB・T・1/500秒 焦点調節:前板繰り出し式 フィルム巻き上げ:クランク式