フレックスTも絞りとシャッタースピードの設定にライトバリュー方式を採用しており、常に一定の露出倍数で絞りとシャッタースピードが連動するようになっています。ビューレンズの真上の部分の上下の窓にそれぞれ絞りとシャッタースピードが、その横の肩の部分にライトバリュー値が表示されます。 他のローライニ眼レフではほとんどが、絞りとシャッタースピード設定のダイヤル、あるいはレバーがレンズの左右にわかれて設置されていますが、ローライフレックスTの場合、その操作は一つのレバーで行います。まずライトバリュー値をあわせるにはレバーをひいたままで上下させます。その後そのままの状態で上下させて一定の露出倍数の組み合わせの絞りとシャッタースピードをセットします。ただ、ライトバリュー値を無視した任意の設定を行う場合にはレバーが兼用になっているので不便さを感じることになります。