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このカメラ、メイカイELというカメラですが、1963年(昭和38年)に東郷堂というメーカーから発売されたものです。東郷堂のカメラはメイスピーや横二眼のトヨカ35などが有名どころですが、聞き慣れない名前のこのカメラの特徴はただ一つ、「稀少である」ということでしょうか。 種類としては若年層を狙った安い入門機カメラといったところです。焦点固定の50ミリレンズを持ち、絞りはお天気マークによって三段階で設定します。カメラ前部のファインダーの両脇には露出計を真似たような飾りが見られます。 通常のカメラ店ではなく、文具店、玩具店などで販売され、また生産台数も多くはなかったことや、カメラ自体の耐久性などを考慮すると現存するものは非常に少ないと想像できます。 カメラの性能としてはともかく、数が少なく珍しいカメラであるということだけは確実でしょう。 今回は、このメイカイELの使い方を見てみましょう。 発売:1963年、東郷堂 型式:35ミリビューファインダー レンズ:NEW MK LENS 50mm シャッター:meisupii 絞り:お天気マークによる(3段階) フィルム巻き上げ:レバー式 大きさ:125×60×78ミリ 重さ:320グラム