カエルの「ケロちゃんコロちゃん」でおなじみの興和は、1954年の「カロフレックスオートマット」発売以来、25年間にわたってカメラを製造していましたが、1966年に発売された「コーワシックス」が、そのコーワカメラの最後のシリーズとなりました。この「コーワシックス」は、日本最初の6×6センチ判レンズシャッター一眼レフカメラで、ボディのデザインもシリーズ独特の縦型のボディを採用し、当時としては新鮮な驚きがあったようです。
交換レンズは19mmF4.5フィッシュアイから500mmF8まで10本が用意され、他の同種のカメラに比べても劣らないほど充実していました。レンズの他にも数々のアクセサリーがあり、まさにシステムカメラと呼ぶにふさわしいカメラだったのです。1972年には、ミラーアップと多重露出の機能を追加した「コーワシックスMM」が発売され、翌1973年には、フィルムバックも交換できるになった「コーワシックス2型」が発売になりました。1974年には、フィルムバック交換をより簡単にした「コーワスーパー66」が発売されましたが、このカメラをもってコーワはカメラの生産を中止しています。
では、コーワシックスシリーズのカメラ、レンズ、アクセサリーの使い方などを見ていきましょう。
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