1948年、スウェーデンのカメラメーカー、ハッセルブラッドから発売された初のカメラ「ハッセルブラッド1600F」から高速1/1600秒をのぞき1/1000秒までのシャッタースピードとしたものが「ハッセルブラッド1000F」です。1953年に発売されています。 1000FのFはフォーカルプレーンシャッターのFであり、1600Fを開発するにあたり高速の得られないレンズシャッターよりもフォーカルプレーンシャッターを採用しました。しかし当初1/1600秒までとしていた高速シャッターも、モデルチェンジで1/1000秒までとなり、これが今回紹介するハッセルブラッド1000Fとなります。 レンズはイーストマンコダック社からOEM供給されたもので、これは自社でカメラを製造し始める以前からコダックの写真機材を輸入していたことによるものでしょう。標準レンズはエクター80mm/f2.8です。 それでは、使いかたを見ていきましょう。 発売:1953年 型式:6×6センチ判フォーカルプレーン一眼レフカメラ 使用フィルム:120ロールフィルム レンズ:エクター80mm/f2.8 シャッター速度:B,1〜1/1000秒 フィルム送り:ノブ式