ガミ16は、イタリアはミラノのガリレオ社というメーカーにより製造された16ミリフィルムを使用するカメラです。画面サイズは12×17mmで30枚撮り、専用のマガジンにフィルムを詰めて撮影します。 前蓋を開閉することで同時に3コマ分のフィルムが巻き上げられます。 レンズはエサミター25mmF1.9。シャッターはギロチン式シャッターでBと1/2〜1/1000秒まで。シャッターを切るととても強烈なガシャンガシャンというような音がします。スプリングが働いている音です。 ファインダーは一眼式の距離計連動、ダークスクリーン式といわれる露出計を内蔵しており、ファインダー内に表示がでるのでそれを見ながら絞りを調節します。 ガミ16を扱う際に注意しなければいけないのは、空シャッターを切らないということです。フィルムが入っていない状態でシャッターを切ると、フィルム巻き上げのスプリングの力が強すぎてシャッター幕が動かなくなってしまうことがあります。そうなるとガミは非常に精巧な作りのカメラなので修理は困難なようです。 また、ガミはシステムカメラとして多くのアクセサリーが用意されており、望遠レンズ、接写レンズ、フラッシュなどがあったようです。 それでは使い方を見ていきましょう。 型式:6ミリレンジファインダーカメラ 発売:1954年、イタリア・ミラノ、ガリレオ社 画面サイズ:12×17mm レンズ:エサミター25mmF1.9 シャッター:ギロチン式シャッター、B・1/2〜1/1000秒 フィルム巻き上げ:前蓋開閉による、3コマ分同時巻き上げ ファインダー:一眼式距離計連動、パララックス自動補正 フィルムカウンター:自動復元、順算式 大きさ:116×30×56mm 重さ:280g