高級カメラ一筋だったキヤノンが出した初の大衆向けカメラ。 業界から反発を受けながらも2万円を切る低価格で爆発的に売れる。その価格設定は非常識とされ、そして一週間分用意してあったキヤノネットが2時間で完売します。 当時の週刊文春の記事についた「くたばれキャノネット」 のコピー はその騒ぎの凄まじさをまさに物語っています。初心者にも扱いやすいシャッタースピード優先式EE、明るい45mm F1.9レンズ付 ●発売:1961年1月 キヤノン ●型式:35mmレンズシャッター式距離計連動・シャッタースピード優先式EEカメラ ●画面サイズ:24mm×36mm ●レンズ:SE45mm/F1.9(4郡5枚構成) ●ファインダー:二重像合致式連動距離計と逆ガリレイ式ビューファインダーを光路内に一体化した一眼式 ●露出調節:AUTO(EE)、さらにマニュアル露出可能 ●フィルム感度連動範囲:ISO 10〜200 (天気、曇り、室内の3段表示あり) ●シャッター: コパルSLV、 1秒〜1/500秒 ●セルフタイマー:セルフタイマー最大約10秒 ●フィルム巻上げ:底部トリガー100度回転による1作動式 ●サイズ:140×78×64mm ●重量:約700g