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クラカメ探検隊
珍しいカメラの使い方講座canon6T編



キャノン6Tは、キャノン6Lと同時に発売されました。この二つはフィルムの巻き上げ方法を除くと、機能的には全く同じものでした。6Tは底部トリガーによる1作動巻き上げ式、6Lは上部回転レバー巻き上げ式です。
また実際には、6Tは深い被写界深度が得られる広角レンズを多く使用する人に、6Lは望遠系のレンズを多く使用する人に好まれたようです。

キャノン5シリーズと比較すると、様々な改良がなされています。
シャッター速度の目盛が全て1軸ダイヤル上に配置され、またセレン光電池式露出計との連動を可能にしました。
また、キャノンメーター2(露出計)はアクセサリーシューとシャッターダイヤル上の連動溝に取り付けるもので、設定したシャッター速度値にメーター指針が示した縞目を読取り、対応する適正絞り値を割り出すようになっています。
さらにファインダーはパララックス自動補正機能のついた光像枠式です。3段階に視野倍率を切り替えることができ、35mmのレンズで0.65倍、50・100mmで等倍、測距用で1.55倍になります。

キャノン6T・6Lは、4Sb・4Sb改と共に現在でも愛用者が多く、その人気は途絶えることを知りません。


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