リコーのハーフサイズカメラの第1号機。 オリンパスペンに約1年半遅れて1961(昭和36)年に発売されました。 当時のライバル機であるオリンパスペン、タロンシーク、ぺトリハ-フ等の焦点距離が28mm〜30mm であるのに対し、このリコーキャディの焦点距離は25mmで、当時のカタログにも「短焦点広角レンズ」 とうたわれていました。露出は内臓のセレン式単独露出計でEV値をはかり、調節する方式です。 巻き戻しノブを巻き戻し方向とは逆のほうに少し回すとノブがとびだす構造はちょっと珍しいです。 リコー リコーキャディ ●発売年月日:1961(昭和36)年7月10日 ●型式:35mm判レンズシャッター式ハーフサイズカメラ ●レンズ:リコー25mm/f2.8、3群4枚距離調節式 ●シャッター:セイコーシャB・1/4〜1/250秒、X接点 ●露出計:単独組込み(セレン式)測定範囲:LV7〜17 ●焦点調節:前玉回転式 ●ファインダー:逆ガリレオ、0.45倍、ブライトフレーム付 ●大きさ:112×69×33.5mm ●重さ:390g