高級機の名にふさわしいプロ仕様の1機。様々なレンズやその他アクセサリー等の交換が可能なことによって、撮影の際の選択の幅が広がります。このS2でブロニカ6×6判としてのメカニズムは完成したといっても過言ではないでしょう。ブロニカはこの後、EC型、EC-TL型、SQ型と電子シャッターを取り入れたモデルへと進みます。 最後にゼンザブロニカの社名の由来をご紹介しておきましょう。創立者の吉野善三郎(よしの ぜんざぶろう)氏が、最初のD型(8年の歳月と吉野氏の私財1億円余を開発に費やす)を発表する際に『ゼンザブロー+ブローニーフィルム+カメラ』からゼンザブロニカと命名したというなかなかユニークな語源を持ったメーカーです。