今回ご紹介するボルシー35シリーズが発売された1950年頃には、このような小さく丸みを帯びたカメラが多く出回っていました。 ボディは小さいですが、このシリーズは全てのモデルに連動距離計が搭載されています。 ファインダーは撮影レンズの真上にあるため、パララックスが生じるのは上下の差に限られています。 また注意しなければならないのは、リバーサルフィルムを使用するときです。このモデルの圧板は銀色なので、反射してしまわないように圧板を黒く塗ってから使用します。 フィルムを巻き上げるときは、まずノブを持ち上げてロックを解除してから巻き上げ、1コマ分巻き上げられると自動的に再びロックがかかるという自動巻き止め式になっています。 発売:1947年 レンズ:フォーレンサック44/F3.2 距離計:上下像合致式、二眼式 焦点調節:直進ヘリコイド ファインダー:逆ガリレイ式 シャッター:3枚羽根のエバーセット式 シャッター速度:T、B、1/10〜1/200秒 フィルムカウンター:手動セット順算式 二重撮影防止機構:なし シンクロ接点:取り付け式 セルフタイマー:なし サイズ:107×71×60mm 重量:約410g
ファインダーは撮影レンズの真上にあるため、パララックスが生じるのは上下の差に限られています。 また注意しなければならないのは、リバーサルフィルムを使用するときです。このモデルの圧板は銀色なので、反射してしまわないように圧板を黒く塗ってから使用します。 フィルムを巻き上げるときは、まずノブを持ち上げてロックを解除してから巻き上げ、1コマ分巻き上げられると自動的に再びロックがかかるという自動巻き止め式になっています。