始めに発売されたアグファ・カラートは、24mm×36mm判12枚撮りの短縮フィルムを使用するカメラでした。 しかしこれは不便であったため、現在最も普及しているパトローネ入りフィルムを使用するモデルが作られました。これがアグファ・カラート36です。 かたちがとてもユニークで、レンズボードロックを外すと蛇腹が顔を覗かせます。フィルム巻上げレバーは手前に引くように(通常の行程とは逆)なっています。 また、ピントはレバーで連動距離計の上下像を合わせることで合致させます。これは二重像合致式よりもピント合わせが簡単です。 直進式のため、蛇腹を出す前にピントを合わせておき、後から蛇腹を繰り出して撮影することも可能です。 発売:1946年 型式:35mm判連動距離計付きスプリングカメラ 画面サイズ:24mm×36mm ファインダー:逆ガリレイタイプ、倍率0.6倍、上下像合致式の連動距離計内蔵 レンズ:アグファ・ゾリナー50mm/F2.8 焦点距離:直進式 シャッター:シンクロコンパー シャッター速度:B、1〜1/500秒 シンクロ接点:B、M、X接点 フィルム送り:レバー、巻上げ角130度、1作動巻上げ フィルムカウンター:手動順算 サイズ:(レンズ収納時)132×82×72mm 重量:約660g
かたちがとてもユニークで、レンズボードロックを外すと蛇腹が顔を覗かせます。フィルム巻上げレバーは手前に引くように(通常の行程とは逆)なっています。 また、ピントはレバーで連動距離計の上下像を合わせることで合致させます。これは二重像合致式よりもピント合わせが簡単です。 直進式のため、蛇腹を出す前にピントを合わせておき、後から蛇腹を繰り出して撮影することも可能です。