ニコンフォトミックFTN ニコンFが発売されたのは1959年6月のことでしたファインダー視野率100%、つまり ファインダーでみえる範囲がそのまま写ること。シャッターの耐久性は10万回以上であることなど 主に報道の現場から人気に火がつきました。いろいろな撮影目的に対応する豊富な 交換レンズや付属品も魅力のひとつです ニコンフォトミックシリーズはシャッタースピードと絞りに完全連動する露出計をファインダーに 内蔵したカメラです。1962年外光式CbS露出計を内蔵したフォトミック発売。 1965年フォトミックの露出計をTTL化したフォトミックT発売。そして平均測光から 中央重点測光にきりかえたニコンフォトミックTNが1967年に発売されました。そしてこれまでは レンズとファインダー部分との連動をはかるためにレンズの開放F値をファインダーに入力する必要 がありましたがレンズの装着と同時に絞り環を往復させることで半自動的にF値をセットさせること ができるフォトミックFTN(*写真のモデル)が発売されました。 このことからFTNはベストセラーとなりました。 ニコンのシリアルナンバーの上3桁でだいたいの製造年を知ることができます (*6785085なら上3桁が678なのでだいたい1967年ごろ作られたものです) 640〜660 '59〜'65年 661〜669 ニコンSで使用のため欠番 670〜706 '66〜'69年 707〜745 '70〜'73年 このように多少のずれはありますがほぼシリアルナンバーと製造年は対応しています 730番台からはニューFと呼ばれるタイプになり、740番台でニュータイプに切り替わります ●発売:1968(昭和43)年10月 ●型式:35mm一眼フレックスカメラ ●画面サイズ:24x36mm ●レンズマウント:ニコンFマウント ●ファインダー:フォトミックTNファインダー(交換可) ●露出計:定点式TTL連動露出計内臓(cds)中央重点測光 ●シャッタースピード:B、X、1〜1/1000秒 ●セルフタイマーあり ●フイルム巻上げ:一作動レバー式、モータードライブ装可 ●フイルム巻戻し:クランク式